オンライン英会話で起こった、恐るべき会話~銀座新橋有楽町日比谷/心療内科コラム
オンライン英会話で起こった、恐るべき会話~銀座新橋有楽町日比谷/心療内科コラム
こんにちは。ゆうきゆうです。
突然ですが、僕は現在「オンライン英会話」をしています。
ゆうきゆうは、なぜオンライン英会話を始めたか。
そもそも、少し前にTOEICを受けました。https://yubt.net/col/3278.html
ただ、どんなにTOEICが取れても、それだけでは外国の方と会話をすることはできません。
なぜならTOEICのメインの試験は「読む・聞く」ことだけがメインですので「話す」のは別なのです。
実際、ゆうメンタルクリニックやゆうスキンクリニックには、時に外国語しか話せない患者さんもいらっしゃいます。
よってその意志疎通のために、英会話を学んでおくべきでは!? と考えました。
で、実際に「英会話教室」に行くのはハードルが高いですし、そもそも時間を合わせるのが大変です。
「留学」なんて、する時間もありません。
よって「オンライン英会話」を選びました。
オンライン英会話「ネイティブキャンプ」
ここでオンライン英会話は、さまざまな会社が行っていますが、
・料金が安い
・24時間365日やっている
・30分単位ではなくどのタイミングでも受けられる
という点から、
ネイティブキャンプ https://nativecamp.net?cc=FR_143980
というサイトを選びました。
特に三つ目の理由はとても重要。
大半のオンライン英会話は、「1時」「1時半」「2時」「2時半」などのように、30分単位の時刻でしか授業を受けられません。
しかしこちらですと、「どのタイミングでも」受けることができます。
これは非常にありがたいです。
くわえて1回が25分だけなので、本当に気軽に受けられます。
とはいえ…!
当然ですが、オンライン英会話って、続かないんですよ。
そもそも何より、スタートするのが、めっちゃ緊張する。
初対面の先生、なおかつ英語…。
これもう、誰にとってもハードではないでしょうか。
そのため開始ボタンをクリックしようとしても、なかなかクリックできないまま時間が過ぎてしまうのです。
自分自身、せっかく登録したのにも関わらず、1~2回だけ授業を受けて、そのまま放置し、しばらくして退会、という経験もあります。
そんな僕が、現在「毎日、1~2回のオンライン英会話」を受け続けられています。
この理由は何か?
それこそが「短眠」です。
短眠による英会話
話は広がりますが、自分自身、現在「短眠」もしています。
睡眠時間は、平均3時間くらいです。
たまに寝過ぎて5時間くらい寝てしまうときもありますが、それでも5時間です。
それまでは一日7時間前後だったので、3時間前後になると、一日4時間変わっています。
「そんなことしたら、体に悪いんじゃない!?」
「集中力も落ちるんじゃない!?」
そんな心配があると思いますが、それはすべて「心配ない」と言えます。
この詳細については、近く「マンガで分かる肉体改造~短眠編」を出すので、もしよろしければ、そちらも見ていただければ幸いです。
ただこの「短眠」。
今は割合、安定して起きられていますが、少し前までは、何度となく「二度寝」をしてしまっていました。
このままではいけない…!
と思って始めたのが、このオンライン英会話です。
目覚めた直後にこの授業を受けることで、初対面の方かつ英語のトークにより、強制的に意識が張り詰め、ハッキリ目が覚めるのです。これは本当にすごい。
よって今は、起きたらすぐオンライン英会話、という習慣になっています。
短眠というキッカケがなかったら、間違いなく始められていなかったと思います。
習慣を身につける決定打。
くわえてスタートしてから一週間もすると「やらないと気持ち悪い」という状態になりました。
歯みがきみたいなものですね。
一度でも習慣を作ると、そのまま続きやすいものなのかもしれません。
あなたも何かを始めたいときは、「別の習慣にくっつける」(自分の場合は短眠)というのが、すごく有効ではないかなと思います。
たとえば誰もが行うことでは「食事」や「トイレ」や「出勤」がありますね。
ですので
「食事の前には、必ず5分、読書をする」
「トイレでは必ず勉強をする」
「出勤してるときに、問題集を一問やる」
などなど…。
あなたの日常習慣に、オプションとして「やるべきこと」「やりたいこと」をくっつけるのです。
それだけで、今までできなかったことを、簡単に習慣づけられるようになります。
そして一週間ほどでも続けられれば、逆に「それをやらない方が気持ち悪い」状態にできますので、そうなれば、トイレや出勤とは無関係に、継続することができるはずです。
どうか覚えておいてくださいね。
コチラのリンクを経由すれば、少しトクするコインをもらえるようなので、もしよろしければ!
https://nativecamp.net?cc=FR_143980
そして…。
オンライン英会話で、ゆうきゆうと先生とのあいだで、恐ろしい会話が繰り広げられたのです。
オンライン英会話で行われた、恐るべき会話
そもそもオンライン英会話の先生は、毎日違う先生になります。
予約をすれば同じ先生を指名することもできるのですが、ただ自分自身、生活時間も日によって変わるのと、予約が面倒なため、その場その場で空いている人に授業をお願いするのです。
そんな中、その日のお相手はケイシー先生という方でした。
非常にお綺麗な、アジア系の先生です。
先生「こんにちは! 会えて嬉しいです!」
自分「こんにちは! 僕もです!」
この「会えて嬉しいです」は英語で「Nice to meet you.」です。もう定型文です。オンライン英会話の先生は、もう9割9分こう話してきます。「全力で会えて嬉しい」と言われているわけではないので誤解なきようにお願いいたします。社交辞令。
さて自分の選んでる授業形態は、基本的に「フリートーキング」です。もう何でも自由に話してね、という状態。
そのため先生は聞きました。
先生「で、今日は、何か話したいことがありますか?」
僕は答えます。
自分「もうすぐスピーキングテストがあるのです」
実際、自分自身、スピーキングテストを試しに受けてみることにしていました。
先生「うんうん」
自分「で、そのテストでは、10問ほど質問をされて、一つ一つに45秒で答えなければいけないのです」
先生「ふむふむ」
自分「なので、その練習をしたいんです」
先生「なるほど!」
自分「だから、何か質問をしてくれませんか? たとえば趣味とか仕事とか休日の過ごし方とか…」
先生「OK! 質問するね!」
自分「はい!」
その後、先生はこう言ったのです。
先生「『もし3つの願いが叶うとしたら、何を願う』?」
何それ。
何その突然のファンタジー世界。
あれ、趣味とか仕事とかって言ったよね?
しかもその答え、45秒で答えられる?
いや、たとえば
「長生き!金!成功!」
みたいな直情的なもの言えば一瞬で終わるよ!?
でも、え!? それってどうなの!?
そう思っていると、先生はさらに言いました。
先生「『3つの答えと、その理由も言いなさい』」
理由も。
それ絶対45秒で終わらない。
………。
「長生き!金!成功! なぜなら自分は欲深いから!」
あぁ、それなら言える。余裕で言える。
でもこれどうなんだろう。英語のテストにはパスしても、人間性のテストにはパスできない気がする。
いえ、その本番のスピーキングテストで人間性によって点数が下がることは一切ないと思うんですが、それでも大丈夫か不安になります。
まぁ、45秒というのはおいといて、でもとにかく答える練習にはなるかもしれない。
僕はそう思うと、回答を試みました。
先生「さぁ、答えて!」
自分「むむむ…!」
いや、確かに本気で考えたことはありませんでした。
おそらく誰もが、童話や小説やマンガの世界で、一度は聞いたことのある質問だと思います。
しかし現実に、それに「自分だったら」と答えた人は、レアなのではないでしょうか。
「え、フィクションに何でそこまで本気になってるの?」
みたいなツッコミが心の中で湧き上がるからです。
実際、自分自身、この3つの願いについて考えるのは、はじめてでした。
適当にゴマかすのもできたかもしれません。
しかしケイシー先生が、すごく純粋な目で僕のことを見つめてくるので、やはりすごく正直かつ本気で考えた答えを言おう、と思いました。
自分「あー…。長生きしたいです。自分が『もういい』というまで無限に生きたい」
先生「あぁ、長生き……。無限に!?」
二度見みたいな反応でした。
「長生き」で納得しかけたところに、「無限」というキーワードが予想外に飛び込んできたようでした。
自分「はい…。そんじょそこらの長生きではなく、無限に生きたいです。でもずっと死ねないのも、いつか人生に飽きることがあったら苦痛なので、自分が『もういい』と止めることができるシステムで」
先生「システム!?」
システムに反応されました。
おそらく先生として「3つの願い」は、すごくライトな話だったのでしょう。
生徒がまさか「システム」というワードを使ってまで本気で組み立ててくるとは思わなかったんだと思います。
自分「さらに老いていくのはイヤなので、今と同じくらいの若さを保ちたいです」
先生「若さまで!?」
自分「イエス! ノーオールド・ノーデス!」
「不老不死」を英語で言おうと試みた結果ですが、通じたか分かりません。「ノーミュージック・ノーライフ」みたいになりましたが、それよりずっと欲深い言葉になったように思います。
ちなみに後に、グーグル翻訳で「不老不死」を訳したら「Immortality」という言葉が出てきましたが、それを逆に英和翻訳したところ「不死」になったので、「不老」がスッ飛ばされてると思いました。
そのため「不老」単独で訳そうとしてみたところ、間違えて「不労」が変換ででてきてしまい「Unearned(稼いでない)」と訳されました。これは恐ろしい。稼いでないのに不死。エンドレスニートです。
あらためて「不老」だと「Imperial」とカッコいいのが出てきましたが、「帝国」とか「天上」の意味合いだと思っていたので、翻訳が合っているのかは謎です。
何にせよ話を戻しますが、とにかくケイシー先生、激しく驚いてました。
先生「なぜそんな、永遠に長生きしたいの!?」
そう言われると困る。何でだろう。
「不老不死は、かの『秦の始皇帝』も望んでいたくらいだから、メジャーな願いなのでは」
みたいに言おうとしたのですが、そもそも秦の始皇帝を英語で何て言うかが不明確でしたし、それを言ったところで「僕の理由」になってない気がしたので、やめました。
自分「えーっと…。長く生きて、世界中の色々な場所にいって、色々な体験をしたいから…?」
自分で言いつつ「でも本気で不老不死になったら、いつでも行けるから、逆に今すぐ行くことはないだろうな、絶対に先延ばしになっちゃうな、そうだよ、人間の命は限りがあるからこそ、今日の行動に結びつくんだよ。そう考えると不老不死って意味ないよなぁ」という考えが頭によぎりましたが、そのすべてを英語で説明するのはなおさら困難そうなので、あきらめました。
その上で、
自分「色々と人生を楽しみたいから!」
と念押しするように、勢いで押し切りました。
先生「オー!」
先生も納得してくれてるようです。
納得というか「こいつ理解できない」みたいな表情に見えましたが、とりあえずそれは考えないようにしました。
先生「じゃ、じゃあ…。二番目の願いは?」
そうだ。
まだあった。
まだ一つしか終わってなかった。
なんかもう「不老不死」の時点で十分すぎないか、とか思うわけですが、まだ願いは続きます。先生もたぶん「3つって言わなきゃ良かった」とか思ってたと思います。
とにかく二つ目を考えなくてはなりません。
やはり多くの人が望むように、お金…?
いやでも、よくよく考えれば、不老不死の時点で、お金は何とでもなりそうな気がする。働けばいいし、何より経験や技術は加速度的に増えていくわけで、それでいて体力は若いままだから、後になるほどお金を稼ぐのは余裕になっていくんじゃないか。
それに、「願い」という超常的な設定で、現実に存在する「お金」を願うのは、もったいなさすぎる気がする。
だったら…。
先生「何?」
僕は少し考えて、言いました。
自分「色々なものに、変身したい」
先生「アッハァ!?」
先生、ものすごい声をだしました。「この世で生きててはじめてこんな生物見た」みたいな雰囲気でした。
あれ? ちょっと待って? たぶん先生、このオンライン英会話で他の生徒にもこの質問してきたと思うんだけど、僕みたいな答えってそんなにないの? いや、たぶん存在したよね? こういう答えした人!?
僕はそう思いますが、先生はさらに質問をしてきます。
先生「それ、どういうこと?」
自分「う、うーん…。たとえば有名人とか芸能人とか…。そういう人に変身して、その人の人生を味わってみるとか…。あとは動物に変身して、動物の生活も知ってみたい」
先生「リアリィ!?」
あ、これ、ないわ。反応からして分かる。
他の生徒で、こういう答え言った人、たぶんいなかった。オンライン英会話史上初。
自分「ちなみに有名人に変身した場合、その有名人と二人同時に存在してしまうと、周りが混乱してしまうので、変身した直後に、その有名人を隠さなくてはならないと思う」
先生「オ、オー…」
現実的な心配について建設的な解決策まで提案したつもりなのですが、先生にとっては正直そこまではどうでも良かったみたいです。
それ以前に、この生物の言っていることを何とか理解しよう、みたいに考えているようでした。オンライン英会話の先生って本当に大変。それも今回、本題と関係ないところで大変。申し訳ない。
先生「私も動物好きですよ…! ユウさんはどんな動物が好きですか?」
平和だ。
非常に平和な質問が来た。
最初からその質問だけだったら、どんなに平和な結果だったか。
自分「パンダとか…。あ、でもパンダになったら、食べられるものがササしかないからイヤですね…!」
ゼイタクなことを言いつつも、絵顔で聞いてくれるケイシー先生。
先生「なるほど…! それで、3つ目の願いは…?」
そうだ。
あと一つ、あったんだ…!
正直、自分が無限に生きられて、なおかつ他の人や動物の人生まで体験できて…!
それ以上にやることなんてないような。
「時間を巻き戻す」とか「時間停止」とか「未来予知」とか、禁断の時間シリーズに行くのか…!?
いやでもそれだったら…!
僕はそう思いながら、言いました。
自分「神さまになってみたいです」
先生「ホワット!?」
ついに神になった。
いやいや! でも、しょうがないんですよ!? もう1個目の時点で十分ですから! そこに2個目と来て、さらに3個目! もうそうなったら、行き着くところまで行っちゃうのは、しょうがないのでは!?
と。
いえもちろん、こういう願いで
「世界を平和にしてほしい」
みたいなことを言う方もいますよ!? それに比べたらなんて独善的で微妙な夢だと!
しかーし! 神さまになったら、世界を平和にすることもできるはずです。何たって神さまですから!
そうなると、もうこの願いって、「世界平和」の上位互換じゃないかと!
そんなことを思いましたが、もちろんそれは複雑すぎて英語で説明できませんでした。
自分「………」
結果、「神さまになりたい」とだけ言って無言になる変質者になりました。
先生「…ど、どんな神さま?」
先生が必死に食い下がってくれます。
ありがとうございます。それを糸口にして話を広げられます。
そう…! 立派な神さまになるということを説明さえできれば…!
自分「比較的、自由に生きてるようなイメージの、ギリシャ神話の神さまになりたいです」
もう立派さも責任感もゼロ。
選びに選んで、そこの神さま。
でもしょうがないんです。素直に答えたらこうなっただけですから。
先生「オ、オー…! グレート…!」
もう偉大さゼロなのにグレートってどういうことなのか。
僕はそう思いましたが、いやしかし、これで終わるのもアレすぎます。
そのため、思い切って聞く事にしました。
自分「えっと、でも、先生は? 先生が『3つの願い』って言われたら何て答えますか?」
先生「私!?」
僕の質問に、先生はしばらく考えます。
さぁ。
何て言う? 僕と同じくらい、すさまじい答えが出るのか…? またはその上を行くのか…!?
すると彼女は、こう答えました。
先生「韓国旅行に行きたい」
ささやかーーーー!
え、それ、魔法いる!? 願いの必然性ある!?
普通にお休みに行けたりしない!?
そう思った瞬間、レッスンの制限時間の25分が終わりました。
強制的に遮断される画面を見つめつつ、僕は、要求の大きすぎる自分自身の心について思いを馳せました。
先生が韓国旅行に行けることを願いながら、僕はこれからもオンライン英会話を続けることを誓いました。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
英会話は続いてます(追記)
2019/05/12追記です。
こんにちは。ゆうきゆうです。
そしてオンライン英会話は続いてます。
2月下旬からスタートしたので、もう3ヶ月弱でしょうか。すごい。
この間、毎日! 一日も欠かすことなく! 一回26分のオンラインレッスンを1~3回ほど実践しています。これ本当にすごい。何より24時間365日、いつでも受けられるのがすごい。くわえてオンラインのため、PCやスマホさえ持っていればどこででも受けられるのが素晴らしいです。
レッスンは130回、トータルで48時間を超えました。
一日24時間と考えて二日間分です!
………。
あれ、これ、どうなんだろう。三ヶ月近くやってきて、二日。二日ですか。少ないように見える。
いやしかし、まるまる二日間、一睡もすることなく、外国の方と話してるようなものですから。そう考えると密度は高い。たぶん。
自分では認識していないのですが、多少は英語力もマシになっているのではないかと思います。とりあえず「日本で精神科医をしていてマンガで分かる心療内科というマンガを作っています」というCMを兼ねた自己紹介だけは、もう流れるようにすることができるようになりました。
自分のゴールはどこだろう。この国際社会で、僕はどこを目指しているのだろう。
あらためて立ち位置が分からなくなりつつも、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)